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お客様への愛情こそが業績を決める

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和歌山の地元の産直市場は大人気で、週末ともなれば関西一円から多くの方がお買い物に来ている。平日は、地元の人が朝採りの野菜などが安いので買い物に出かけている。僕もそんな地元の一人で、北海道旅行では、美瑛や富良野などの産直市場に行くのが楽しみだった。

 

しかし、2016年の夏、行ってみると朝採りの産直商品はほとんどなく人もまばらだった。観光客が行きかう街では、観光客相手の商売が成り立つので、値段も観光客相手の割高な値段に設定されている。高いので地元の方は買い物に行かない。ネットで検索するようになり、お買い物もネットで産直商品が買える。

 

そうなると、高い手数料を支払って観光客相手の施設に商品を卸す必要はなくなる。自分の利益を優先して、お客様への利益や喜びをおろそかにしている市場は廃れていく。お客様の利益を考えずに働く人は仕事を失くして嘆いている。業績は、お客様の支持がなければ下がってしまう。

 

自分たちの都合にお客様は合わせてはくれない。そこに他店と比べて勝るものがなければ利用しない。僕は、数年前にもこうした産直市場ではなく、地元の方が利用している内外装もボロボロで地元の方に人気の食料品店を探して産地のものを購入していた。今回も、そのときに伺った馴染みのお店に行って購入している。

 

こうした地元の密着のお店だが、過疎化が進み人口減少によって売上が下がってきており悩んでいた。パソコンを習って、美味しくて安く提供できる産品をネット販売するようにアドバイスしたが、販売手数料を支払うので、僕に地元の農産物を代りに売ってほしいとお願いされた。

 

地元のお客様から支持されているお店、夫婦で頑張ってこられたお店、早朝から働き続けてきたお店、多くの地元の方がお買い物に来られるお店、だけに時間がないのだろう。僕に時間があれば、このお店のサイトを立ち上げて日本中の方に美味しい北海道の農産物を安く提供できるのだがと思った。

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