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民間交流が活発になると相手国の見方が変わる

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鬼畜米英!と叫んでいた太平洋戦争の頃、日本人は、アメリカ兵は日本人を見ると皆殺しにすると思い込んでいた。また、生きて虜囚の辱めを受けず と教えられて、捕虜となることは恥であり、捕虜だけでなく、その家族にまで辱めを受けねばならないと教えられてきた。そのため、いったん戦争になれば、死ぬまで戦わざるを得ない状態になっている。

 

沖縄戦では、多くの民間人が犠牲となったが、こうした思想により自爆を強要された方もいる。幼い少年は爆弾を持って戦車に体当たりして自爆したし、民間人も戦う姿勢を崩さなかったのでアメリカ兵も民間人を恐れて発砲するしかなかった。そんな殺りくに心を病んでしまったアメリカ兵も多かった。戦場に勝者はなく、ただ殺戮があるだけだ。

 

2016年、海外の方が多く日本に旅行されるようになり、日本人のふだんの暮らしを観てこれまでのイメージと違っていることに驚かれる方も多いと聞く。荷物を置いても盗まれない、道を聞いても親切に教えてくれる、お店に入るとキチンとお辞儀してくれる、値段をふっかけることをしない、行列を崩さない、ノーと言わない…。

 

近隣国では、反日教育が行われているので、日本に来るまで日本人のイメージは悪かったと思うが、実際に日本に来て、日本人のふだんの暮らしに接すると、学校で習った日本人のイメージと違って、より良い印象をうけるのではなだろうか。「今の日本人とは仲良くやっていける。」そう確信していただければ嬉しい限り。

 

政治家は政治体制の安定のために反日教育を利用することもあるだろうが、政治体制よりも民衆の日々の暮らしをより良くしようと思えば、親日教育を行って近隣諸国とは仲良く繁栄する道を模索する方が得策。縄張り意識や汚職などによる体制側の人間の保身を図るより、民衆のために仕事がしやすい国家を創ろうと努力してもらいたい。

 

隣国と活発な人的な交流を図り、貿易を活発にして、経済活動を活発にして、民衆の暮らしを良くしていけば憎しみも薄れていく。隣国の方々といっしょに仕事を楽しむようになれば、お互いに戦争をしようなどとは思わなくなる。領土問題ですら、県境をどこに引くかと議論するような問題になっていくだろう。

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