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儲けがなければ社長は犯罪者

企業は儲けがなければ倒産する。従業員は、そのことを忘れて働いていることが多々ある。そのため、儲けがなくて給与が支払えなくなると給与を支払えと言ってくる。儲けがないので現金がなく、困っていると労働基準監督署から、給与を支払いなさいと言ってっくる。お金があればすぐにでも支払いたいが、手元には自分の生活費さえない。

銀行からの借入返済も滞るようになり、銀行からも返済の催促電話がかかってくる。すべては会社が儲からないからだが、社長ひとりにその責任がかぶさってくる。家に帰れば妻や子供たちが心配そうに顔を見ているが、その顔には裏切り者、能無し、「私の人生をダメにしたのはあんたよ!」と言っているかのよう。

儲けがなくても事業所税など、支払わなければならない税金もある。切羽詰まって居酒屋にでも行って、憂さを晴らして家に帰ると、妻は怒って子供たちを連れて実家に帰ってしまう。給与が支払えないことで社員は怒り心頭でストライキ。会社の備品などを現金に換えて持っていく。家賃も支払えないので裁判になってしまう。

気が付けば、給与が支払えない、業者の支払いができない、家主への支払いができない、借入返済ができない、税金が払えないなどで起訴され自分は犯罪者になっている。家族を失い、会社を失い、信用を失い、やり直しができない状態になる。社長になるということは、こうしたリスクを背負っているということ。

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