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肉食で健康

 

国内産の肉に比べて海外産の肉は安いので思わず買ってしまう。でも、どうして安いのかを調べると、ちょっとこれでいいのかと思えるような現実に驚くようになる。アメリカやオーストラリアなどの肉牛肥育は、フィードロット(Feedlot)と呼ばれる牛の多頭数集団肥育場で飼養され、生後1516か月でこれらのフィードロットに送られ、濃厚飼料で約4か月間肥育されて肉牛として加工されます。

 

生後20か月間で成牛として出荷できるようにするには、大量のホルモン剤や抗生物質がたくさん含まれた飼育用の餌、歩行困難になるほど急激な体の成長など、とても健康とは言い難い牛を育てています。牛に限らず豚でも鳥でも同じことで、食料として飼育するので急激に成長させるほど儲けは出てきます。トウモロコシなどに偏った食事も病気の原因となります。

 

糞尿まみれの牛や豚や鳥を加工してパックしてしまえば、消費者はラベルに昔ながらの牧場のイラストがあれば、そんな風景の中で育てられたのだと勘違いしてしまいます。欧米では巨大企業が管理しているので大丈夫だと思われがちですが、調べるほどに日本のような個人農家が手間暇かけて育てた方が健康的で衛生的だと思います。安い肉を買って治療代を出すのか?高い肉を買って治療代を出さなくても済むのかの選択のようにも思えます。

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