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BUNちゃんの住宅設計 玄関は一坪

賃貸マンションの玄関は半畳程度のものが多いが、1畳あれば広く感じる。戸建の場合、2畳あれば大邸宅の感じが出てくる。玄関は、土足のまま入れるウオークイン・シューズ・クロークとつながっていることが望ましい。家族は、玄関に靴を履き散らかすことなく収納してから玄関横から出入りできるようにし、お客様のみが玄関で履物を置くようにすればスッキリした玄関になる。

玄関は、家族の靴が散らかっており、玄関の靴入れは季節の靴で満杯になり、スリッパは廊下に無造作に置かれている。傘は数本並び、自転車まで玄関に置いている家すら見かける。来客は、家族の靴を押しのけて脱ぐしかないが、玄関先ですでに気分は落ち込んでしまう。靴を捨てて少なくすれば収納できるが、収納しきれないほどに靴を持っているのが現実ならば、収納スペースを広げれば解決する。

また、玄関先に観葉植物の鉢を幾つも並べていたり、置き物を並べていたりするが、茶室を思い出してたったひとつでスッキリさせて空間に広がりを持たせる方が落ち着いた雰囲気になる。目線は自然とひとつのものに集中するので、玄関に品格が生まれる。また、玄関は閉鎖的な空間にして、中の部屋が見えないようにする方が来客を玄関で応対している時に下着でうろついても平気。

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