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領土を広げても儲からない  

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誰も住みたいと思わない土地を自国の領土だと主張して戦争になり、多くの犠牲者を出して自国の領土にする。かつて、植民地を広げるために欧米列強や日本帝国も海外に進出して自国の統治下の下に実行支配していた。そのために現地の人々の反感をかい、多くの独立運動が起こった。

 

新たな領土拡大によって自国に多大なる利益を産み出すという算段は、武力でもって鎮圧して搾取することで可能であり、植民地主義の欧米列強や日本は、独立を勝ち取った国々から反感を拭い去るのに幾十年、幾百年もかかるようになる。武力によって領土を拡大する政策は長い目で観ると損をする。

 

最近は、経済力でもって相手の国と協力しあってお互いに利益を享受する時代になっている。領土拡大ではなく、土地を有効活用することによって利益を産み出すことが大切で、その土地が誰の土地かは問題にしない。自己所有であっても賃貸であっても、利用できれば利益を産み出す。

 

政治家は、領土に固執して国民がお互いに一緒に仕事をして儲かっているのに、その土地が誰の土地かを強引に主張して、一歩も譲らない姿勢を貫き、国際裁判で採決されても無視して武力で実効支配して、仕事を失くし経済関係を悪化させることが得意。国民が儲けることより、縄張り争いに執着する。

 

政治権力を誰かに渡すぐらいなら、自国民を貧乏に追い込み、死に追いやっても守りぬく姿勢を愛国心だと声高々に叫ぶ政治家は多い。愛国心は、一部の政治家のためにその権力を守る行為ではなく、国民を幸せにするため、平和を守り、経済を発展させるために一命を賭してやり抜く意思のことだろう。

 

 

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