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長く使うほどに愛着が湧く

万年筆や腕時計など、長年使うほどに愛着が湧き、いつまでも使い続けるようになる。高級ブランド品などは、こうした愛着が湧きやすい商品だろう。高額というよりも高品質や商品に対するこだわりを知るほど愛着も湧く。

 

僕は高級ブランドではないが、自分が使っているモノには愛着を持っている。今使っているモノよりもはるかに素晴らしいモノがあるにもかかわらず、使い続けるほどに買い替える気になれなくなる。

 

ボロボロになっても修理して使い続けるが、いつ壊れるかもしれないし、使い辛いモノになっているのに、それがまた魅力となってくる。使い勝手の良い新商品にすることなど考えもしないほどに好きになる。

 

人に対する愛情も同じように、つき合うほどに愛情が深まる付き合い方もある。愛着が湧くモノと同じように、いつも大切に慈しみ、優しく接し、可愛がる。愛着あるモノを見つめる目をして相手を見つめる。

 

夫婦であれば、出会った頃のようにかっこよくなくなっても、年老いて歩くのさえ辛くなっても、長年共に暮らし、苦労を共にし、相手に負担をかけてきた。お互いの経年変化を魅力に感じるのが愛着ある夫婦の愛情。

 

 

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