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身に余る贅沢は己を滅ぼす

自分の収入以上の生活ぶりを見せびらかすことで優越感を感じる人は多く、これを誇示欲と言って経済活動を活発にする原動力となっている。行き過ぎると破産するまで贅沢をしてしまう。うんちく話をする人に、こうした人が多く、車は~、グラスは~、でしょうと言ってはばからない。僕は、車は送迎できるワンボックスを7年乗っており、この先も同じ車に乗り続けるし、グラスは100円ショップなどの安いもの。

 

料亭での食事が最高だと思っている人は、食事の出し方にもうんちくがあり、せっかくご家庭での食事に呼ばれているのに、ご飯は右手に持ちやすい位置でしょうし、最後に出すべきだとその家のお母様に言いだして気分をそこねてしまう。むしろ、その方が精一杯作ってくださった料理に感謝し、言葉に出して「ありがとうございます。今日の料理はとっても素敵ですし、美味しいです。」と、言えるぐらいの度量がなければと思う。

 

「あなた、こんなことも知らないの?」と、平気で言える人は他人への配慮に欠けている。一流のモノを所有するなら、ハートも一流であってほしいものだが、得てして一流のモノを所有している人は、そのことを自慢したがる。そのため、他人から距離を置かれてしまうか、同類ばかりが集まるようになり、益々贅沢はエスカレートしていく。破産してもかばってくれる友はいない。

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