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贅沢しすぎて破産する

 

一流のスポーツマンほど生活は派手になり、何でも高級でなければ気が済まず、気前よく他人に豪華なプレゼントをして、毎日のように高級クラブなどで飲み歩く。安易な投資で失敗するスポーツマンも多い。引退して5年も経たないで自己破産する一流選手は後を絶たない。アメリカの大リーグでは選手に資金管理のアドバイスをして節約を勧めるが効き目はないらしい。

 

僕は20代の頃、ファッションメーカーを立ち上げて自分のブランドの洋服を東京に卸していた。ファッションメーカーはたくさんあり、ヒットするとそれまでの苦労が実ったと知り合いの社長は有頂天になって雑誌やマスコミに取り上げられたことを自慢していた。原宿のマンションを買って外車を購入し、渋谷や六本木で遊ぶ毎日。ところがファッション業界の流行はすぐに変わり、1年で倒産。

 

30代の頃は旅行会社を経営している社長さんと知り合った。彼はテレビで格安スキー旅行などを宣伝していた。駅前で早朝から手配りしたこともあり業績は順調。琵琶湖に6000万円のクルーザーを購入して遊ぶようになり、テレビタレントとの交遊もあり生活は派手になっていった。銀行からビルを購入すれば儲かると不動産投資をしたがバブル崩壊で借金の返済ができなくなり倒産した。

 

質素な生活をしている人がいきなりお金持ちになると使うことしか考えなくなり、派手な生活になっていく。成功するまでの苦労は大変だったのに、没落するのは早い。質素な生活をしている人が宝くじに当たり、1億円以上の賞金を手にすると、使いたい放題になりお金はすぐに無くなり家族で喧嘩が絶えなくなるそうだ。物欲に支配され、未来に備えた投資を考えない。

 

贅沢せずに貯金に励みまさかのトラブルに備えておく。あるいは、学費や新規事業、会社設立など投資資金として備えておく。こうした備えがあれば安心して今を生きられる。アリとキリギリスではないが、収入を得るのはかなりの苦労が伴う。散在していれば、お金は底をつき借金するようになり、返済に追われる毎日になり、返済不能になれば破産するしかない。

 

 

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