このサイトはJavaScriptがオンになっていないと正常に表示されません

病気になると離婚する夫婦が増えている

 

結婚式の時に、「健やかなるときも、病めるときも、喜びのときも、悲しみのときも、富めるときも、貧しいときも、これを愛し、これを敬い、これを慰め、これを助け、その命ある限り、真心を尽くすことを誓いますか?」と牧師様に聞かれて「はい、誓います!」と夫婦になる二人がお互いに誓い合う。

 

しかし、この神の前での二人の誓いほど世界中で破られる誓いもないほど離婚は当たり前の時代。最近は、癌など大病を患うと、男性患者は妻に辛く当たり介護疲れから離婚されることもあるし、女性患者は旦那のご両親から、別れてくれと言われることすらある。

 

それでなくても、性格の不一致から離婚する人は多い。この人ならと思って結婚しても違っていたなんてことは当たり前だが、その度合いが許せる範囲を超えているということだろう。昔のように離婚すれば一族の恥さらしだとのけ者にされることもなくなった。

 

なんだかさみしい気もするが、それが今風なのだろう。愛情は育てるもので、育てないと枯れていく。頼ってばかりの状態では愛情は育たないが、お互いに助け合っている状態では愛情は深まっていく。お互いに役割分担を決めて、「私ばかりにさせて」という状態を作らないことだろう。

 

付き合っていた頃の優しさを失うことが一番の大敵で、相手のために何かを積極的にしてあげた態度を忘れないで続けることだろう。共働きで結婚し、家で何もしない亭主はゲームばかりやっている。そのそばで家事をしている共働きの奥様がいれば、彼女はかなりストレスをためている。それに気付き助けてあげることだろう。

 

トゲのある言葉使いや強引な態度で相手を傷つけていることもあるし、何もしないで好き放題して相手を困らせていることもある。自分が得になるように行動していると相手は自分を嫌うし、相手が得になるように行動していると相手は自分を好きになる。お互いにそうした態度が取れれば愛情は深まる。

 

健やかなるときも、病めるときも、喜びのときも、悲しみのときも、富めるときも、貧しいときも、これを愛し、これを敬い、これを慰め、これを助け、その命ある限り、真心を尽くすことを誓いますか?これはお互いにという条件が付いている。一方的になればこの約束はなくなる。

« »