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先生と呼ばれるほどの馬鹿でなし

政治家の失言にはうんざりするほどですが、偉いと云われる人ほど失言が多い。態度がデカい人ほど失言も多い。他人からチヤホヤされる人ほど常識を失くした態度が目立つ。おだてられるとほとんどの人の態度は横柄になっていく。

若くしてチヤホヤされるようになったタレントやスポーツマンにもこうした傾向がみられる。機内や車中でこうした人に出くわすと、その傲慢で横柄な態度に驚くが数年で落ちぶれてどこに行ったのかわからなくなる。

成功した経営者にもこうした傾向がみられ、傲慢で横柄な態度こそ成功の証かのように振る舞っている。現場に行って汗水たらして従業員といっしょに働かなくなった遊び人は落ちぶれるのに時間はかからない。

仕事をまともにしないのに業績が落ちてきたのを従業員のせいにするのはお門違い。テスト勉強をまともにしないで点数が悪いと親のせいにしている学生のようでみっともない。しっかり仕事をしているとき、奢り高ぶることはなかったはず。

従業員と一緒になって働くことを忘れ、社長室にこもり、法人会のお付き合いを大切にし、経営コンサルタントの方の指導に感動し、ゴルフ仲間などの遊び仲間と会うのが楽しく、会議や研修ではコンサルタントに来ていただいて話してもらう。

素晴らしい話をしていただいても従業員に伝わらないのは、その後の社長が従業員と共に話の内容を実践してくれないことにある。研修の後、従業員の目の前で講演者と一緒に社長だけゴルフや飲み会に出かけ、従業員だけ働くとどうなるかは明白。

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