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講釈タㇾは嫌われる  

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管理職の経験者で、話好きな高齢者の方に多いが、部下の指導が仕事で長年やってきているので、人との会話が指摘や指導、研修といった内容になりがち。相手が面喰っても、他にやりたいことがあっても、自分とは話をしたくないと思っていても意に介さず、どんどん話しかけてしまう。

 

自分の経験話は、成功体験が多く、相手には自慢話にしか聞こえない。自慢話程相手に嫌われるものはないが、指導していると思い込んでいる人にすれば、もっとここで話しておかねばならないと、ますます話しに力が入ってくる。聴いている方は、その迫力に押されて黙って聞いているが心そこにあらず。

 

そうした方が去っていってからホッとして、「さっきの人、何でしょうね?」と囁いてしまう。休みになると俄然仕事を始めたり、退社時間になると「アー、忙しいなぁ」と帰ろうとしている社員に話しかける。クリスマスイブで家族で祝ったり、恋人と祝ったりしたい部下がいても、「さぁ頑張ろう」と掛け声をかける。

 

こうした人は間違いなく嫌われている。周りの空気が読めない人であり、配慮が足りない人であり、仕事をしていればパワーハラスメントな行為である。仕事をしていなければ、家族から疎んじられ、話しかけても本気で話に乗ってくれない孤独な人でもある。反省できないので、相手を責めることしかできない。

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