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経年変化を楽しむ

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如何なるモノも年月が経つうちに、そのモノの品質・性能が変化し、摩耗・腐食などで性能が劣化し、取れない汚れが付く。人は、皺やシミが付き、髪の毛は薄くなるか白髪になっていく。肌は緩んでくるし、体力の衰えは著しい。車だって長年乗っていると、ハンドルには手垢がつき、ボディーの傷が目立ち、エンブレムのプラスティックは色が落ち白濁している。

 

僕も年老いたなと感じるし、乗っている車はボロ車になったと感じる。しかし、老人となった自分は意気揚々で何にでも挑戦しているし、日々楽しく過ごしている。ボロ車には愛着が湧き、手あかのついたハンドルやボディーの傷やへこみは愛おしくなる。着ている洋服だって、ヨレヨレのものほど愛着が湧き、Gパンなどは当て布をしてミシンで縫い付けているのにカッコイイと思う。

 

長年履いている靴をしっかり磨いて、靴底を張り直して履き続けてみる。長年使っている革鞄は擦り切れてしまうほどになっているのに愛着が湧き、捨てることなど考えられない。皮の手袋やカバン、皮ベルトなどを洗濯機にかけて乾かし、長年使い続けると不思議な味が出てくる。使い込んだモノを観て、若い方もいっしょになって素敵ですねと言ってくれる。

 

経年変化で味があるモノになるように、人も年月を重ねるうちに味のある人になっている。それに気が付いて、自分はとっても素敵になっていると感じるか、感じないかで老後の生活は変わってくる。もう年だからではなく、その年月こそ自分を魅力あるモノにしてくれた。しわくちゃな顔、シミだらけの手、髪の毛が抜け落ちた頭だからこそできる誰をも包み込み魅了する満面の笑み。

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