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幸せは自分の足元にある

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「青い鳥」という童話で、チルチルとミチルの2人兄妹が、夢の中で過去や未来の国に幸福の象徴である青い鳥を探しに行くが、結局のところそれは自分達に最も手近なところにあり、自宅の鳥籠の中にあったという物語で、多くの方が一度は耳にしたことがあるだろう。幸せは探すものではなく、すでにあるものに気が付くものなのだろう。

 

お母さんが料理をしてくれないと嘆いて拗ねるよりも、自分で料理を覚えて努力すれば、自分が食べたいものを手にすることができる。頼んだ仕事をしてくれないと嘆くよりも、自分で仕事をすれば、やり方も覚えるし、やってみてわかることもある。愚痴と幸せは表裏のようなものだ。

 

僕は自分の日常生活のいろいろなことにこだわって、自分でより豊かな生活ができるように努力することが大好きだ。裁縫、料理、家具つくり、リフォーム、家つくり、掃除、洗濯、整理整頓、勉強、研究、スポーツ、旅行、・・・もちろん仕事。自宅の庭にログハウスを自分で作ってみたら、とても面白かった。

 

自分で身の回りのことに挑戦すると、本当に楽しく、奥が深く、もっと知りたいと思える。手縫いができるようになれば、ミシンを覚えたくなり、生地を買ってきて、自分で作ることを覚える。そこまでできれば、洋服を自分の好みに作り替えることもできる。車のシートやクッションを生地から自作したこともある。

 

自分で簡単な料理ができるようになると、新鮮な食材、美味しくて健康的な食材を買いたいと思うし、その土地の食材を買うのが楽しくなる。美味しい料理、こだわりの料理を頂くとより感動するようになる。料理を覚えると、基本調味料や調理器具にこだわるようになり、包丁や食器にこだわりをもつようになる。

 

家具を自作するようになると、のこぎりやカンナがけを覚えるし、やすりやペイントもやってみれば楽しくなる。インテリアも自分でやれば安くて自分好みにすることができる。世界に一つしかないものがこだわりとなっていく。ビーチに行って漂流してきた木々を拾って、ベンチを作ったが最高に楽しかった。

 

高価で誰もが羨む高級ブランド物で揃えるよりも、世界にたった一つしかないオリジナルなもので揃える方が、より幸せ感が増してくる。お金では買えない、世界に一つしかない手作りの幸せは、自分の足元にある。与えられるものよりも、自分で作るものの方が楽しくて幸せ。

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